(陳皮干しの様子。しれっと柚子の皮も仲間入りした)
朝から昨日仕込んだぬか床の様子を見てみる。自家製陳皮も入れたのでなんか良い香りがする気がする。良いぞ良いぞ。陳皮も干せば干すほど効能が高まるそうだけども、多分、水分が抜けて面積あたりの成分が凝縮されるからなのかな?
ぬか漬けも陳皮も楽しそう&面白そうだから始めたけど、こういった結果的にほとんどお金のかからない楽しみって、お金の代わりに時間や手間暇をかけるものなのかなーってなんとなく思う。お金もあれば心の余裕もできるし、そりゃ全然欲しいけれども、時間に余裕があってこういうことにじっくり取り組めるのもなんかより豊かっぽい感じはする。なぜかは分かりませんが。
私は本当にせっかちなのですぐに結果が欲しいインスタント人間だったのですが、こういうことにじっくり取り組めるようになったのは多少人間としての進歩というか円熟味が出てきたのかもしれないと思うとちょっと感慨深いな。焦るとロクなことがない。焦らずじっくりやって結果を待つ、ということの大事さをこうした楽しみは教えてくれているのかもしれない。
と言うわけで、昼前に早速二日目のお手入れ。昨日埋めた捨て漬け用の野菜を取り出していく。野菜を取り出す作業自体は宝探しっぽくて面白い。次に野菜についたぬかを適当にこそげ落として、こそげ落としたぬかだけを再度インする。そして、どうやらこの野菜に付着しているぬかが大切らしい。あとあとは新しい捨て漬け用の野菜をぬかをかき混ぜながら埋めて、最後にカビ防止の為にキッチンペーパーなどでフタや容器の内側についたぬかを適当に拭き取っておしまい(適当なのが継続のコツ)。手についたぬかをお湯で洗い落としたら手がスベスベになった。これは嬉しい副産物。
捨て漬け用の野菜は取り出したあとは捨ててしまうのだが、ちょっとだけかじってみたらこれはこれで美味しかった(キャベツの外葉だからまあまあ硬いけど)。この味がどういった変遷を遂げて行くんだろうか。ちなみに昨日の凶器レベルに尖りまくっていた昆布は一晩ですっかり柔らかくなっていた。良かったよかった。
以下ぬか漬けの参考にしたサイト
https://kawashima-ya.jp/contents/?p=4944
https://rassic.jp/content/3639
あとは掃除したり、本を返却して予約してた本を借りてきたり、軽いトレーニングをやったりしていつも通りの週末だった。いつも通りだからといって飽きることは特になくて、無事週末を迎えられること、週次の掃除やタスクを終えて、新しい週を始められる事への安堵感がある。今週は仕事が先週に比べて慌ただしくなるだろうと予想される上に、一日の中での気温の上下動が大きい日が続くので無茶はせず、読書は程々にして早く寝るようにしたい。寒さの峠を越えたらしく、底冷えするような日は少なそうなのでそれは素直にありがたいと思う。